現在においても、特に鎌倉時代の刀は美術品としての評価が高いと言われています。当然ながら値段も高いそうです。鎌倉時代は、日本刀の黄金期とも呼ばれているそうで、現代の刀匠でもこの時代の刀を再現しようとする人もいるそうです。
しかし、再現というところまでは達していません。現代では科学も発達しているので、構造を分析したり材料の質を確かめたりということも可能になってはいますが、それでも上手くいかないということは、何か製法や材料などが足りていないと言えるでしょう。
この鎌倉時代に日本刀を製造する技術が高まり、室町時代には中国大陸への日本刀の輸出も増えていったそうです。日明貿易においては、日本刀は日本の輸出物の多くを占めるようになりました。この当時、日本は世界でも最大の武器輸出国だったそうです。